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JLPT N2 Reading Practice – Test 5

JLPT N2 Reading Practice – Test 5
Practice reading and understanding Japanese N2.

いま、英国では1日中、どこからともなく、この単語が聞こえてくる。

 「へんまん」

 TVをつけると、「へんまん!へんまん!」売店で新聞の見出しを見ると、「へんまん!へんまん!」

 へんまん=ヘンな男。なんだそりゃ?

 ヘンマンとは、ティム・ヘンマン。英国人のプロテニス・プレーヤーである。いま、プロテニスのウィンブルドン選手権が開催 (注1) されている。

 「ウィンブルドン現象」という言葉を聞いたことがある方も多いだろう。

 これは元々、ウィンブルドン選手権で、地元英国選手が( 1 )、外国勢( 2 )活躍するのに盛り上がっている様を表現したのが語源(注2)だ。( 3 )、男子シングルスで1930年代以来英国選手が優勝してないらしいから。

 この現象と、近年英国の銀行や大企業がどんどん外国資本に買収され、英国資本の企業が国内になくなってしまったのに、英国内は景気がよく、雇用(注3)も維持されている現象がよく似ているため、「ウィンブルドン現象」と呼ばれるようになった。

 ティム・ヘンマンは、この( 4a  )がさっぱり活躍しないウィンブルドンで、( 4b )唯一の期待の星だ。なにしろ昨年まで4年連続男子シングルス準決勝進出。( 5 )と期待されている。

 彼は世界ランク10位前後の選手なのだが、ウィンブルドンだけはめっぽう強い。その秘密は、彼のプレースタイルにある。

(注1)開催:大会などを開くこと

(注2)語源:単語ができたはじまりのこと

(注3)雇用:お金を払って人をやとうこと

問1: ( 1 )

1. しっかり活躍していて
2. しっかり活躍しないと
3. さっぱり活躍しないで
4. さっぱり活躍しないと

問2: ( 2 )

1. ばかり
2. ならば
3. ぐらい
4. として

問3: ( 3 )

1. なにしろ
2. しばらく
3. ともかく
4. とはいえ

問4: ( 4 )

1.  a: 選手  – b: 英国
2.  a: 英国  – b: 選手
3.  a: 英国選手  – b: 選手
4.  a: 英国人  – b: 英国人

問5: ( 5 )

1. 今年ならば優勝が
2. 今年までに優勝は
3. 今年こそは優勝を
4. 今年ばかり優勝で

Answers:
問1: 3. さっぱり活躍しないで

問2: 1. ばかり

問3: 1. なにしろ

問4: 4.  a: 英国人  – b: 英国人

問5: 3. 今年こそは優勝を